エイズ

<世界のエイズ現状>

エイズとは後天性免疫不全症候群

 Acquired Immune Deficiency Syndrome; AIDS)のことである。

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)が免疫細胞に感染し、

免疫細胞を破壊して後天的に免疫不全を起こす免疫不全症のことである。

 

国連合同エイズ計画(UNAIDS)の最新の報告によれば、

2011年に世界のHIV感染者数(子どもを含む)は

3,400万人(成人感染率0.8%)、

2011年中の新たな感染数は250万人

同年のエイズ死亡者数は170万人とされている。

 

 

地域別の感染者数ではサハラ以南アフリカが2,350万人と世界の3分の2以上を占め、

第2位の南アジア・東南アジアの400万人を大きく上回っている。

またサハラ以南のアフリカの 2011 年の新規感染者数(成人と子ども)は全世界の71%にあたる。

 

しかし各国のエイズ対策の効果もあり、

サハラ以南のアフリカの 23 ヵ国では、

新規 HIV 感染率の急激な減少がみられる。(2011年には25%減少

 

<どんな病気?>

感染経路

 HIVが感染する可能性があるのは、

(1)性行為感染

(2)母子感染

(3)注射の回し打ちなどによる血液媒介感染

の3通りである。

逆に言えば、同じ食器やトイレ・お風呂を使う、咳・くしゃみ・キスなどの日常的な接触によっては感染しない。

また、涙・汗・唾液などに含まれるウイルス量は非常に少ないので、これらによる感染、さらに、蚊やその他の昆虫、ペットを媒介とした感染もない。

予防方法 

性行為が最も身近な感染経路である。

 そして、感染者の70%以上が性行為からの感染だと言われている。

 

・コンドームを必ず使用する。

コンドームは避妊するためだけの道具ではない。

粘膜や血液からのウイルスの侵入を防ぐことができる。

 

・注射の回し打ちはしない。

衛生上の観点からも、絶対すべきではないが、

HIVウイルスは血液からも感染する。

その都度、新しいものを使わなくてはならない。

 

サハラ以南アフリカで感染者が多い理由は、

病院での注射の回し打ちが、日常的になされていたことにも起因する。